●修理期限の超過についての経緯・経過は?
最初に、スカイマーク社が修理を怠った経緯と経過について、国交省とスカイマーク社が発表した内容に関する相違点を質す。
@メーカー(ボーイング社)から恒久的措置の指示があったのか?A指示が所有者である航空会社の受託整備会社のみに連絡されたのか?B運行の安全に問題はなかったのか?の3点。
航空局長からは、「@、Aについては、スカイマーク社の発表は必ずしも正確ではない。Bに関しては、亀裂したわけではないので、運行は可能であった。整備管理に不備があったので厳重注意した」との答弁を受け、報告の不正確さと安全確保の不十分さを指摘した。
●リース機のチェックは重要である
続いて、「当該機が修理実施後、通常運行に復帰するにあたり、誰がどのような安全確認を行ったのか?」と質問。
「スカイマーク社の整備担当から修理完了の報告を受けた。今回は小規模修理であったので…」との答弁。図らずも今日のわが国の航空行政の実態が明らかになった。
また、三日月議員の「リース機の『登録』『耐空証明』時に、修理の履歴等もチェック項目に入れるべき」との提案に対し、北側大臣は「安全確保のためにも重要なことである。検討する」と応じた
。
●耐震強度の基準はどうなっているのか?
最後に、耐震偽装問題での「耐震強度の基準」について指摘。質疑時間の関係から、「より精緻で高度な『限界耐力計算』による強度検査も必要では?」「『一次設計』の強度基準が不明確だ!」等の指摘を行い、今後の委員会でしっかり議論していくことを主張して質問を終えた。
※民主党の「耐震強度偽装問題徹底究明サイト」http://idpj.net/xoops/もぜひアクセスしてみて下さい!
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