住民の不安を考えよ!
冒頭、武部自民党幹事長の「悪者探しに終始するとマンション業界が潰れ、景気がおかしくなる」との発言に対し、「住民よりも業界優先」という認識について猛省を促し、委員会として抗議すべきだと主張した。
最初に、住民への説明も二転三転、誠意ある対応を一向に示そうとしない(株)ヒューザーの小嶋参考人への質問。「小嶋氏から様々な方面への圧力」について着目し、資産がなくなりローンだけが残る住民への圧力や「『勝手に動くな』という設計者・施工者への圧力の有無、政治家を介した国交省への圧力、偽装事実の公開を止めようとした圧力などについて質すも、逆ギレもし、支離滅裂な説明に終始。三日月議員は「住民の方に向いた対策を取るべし」と主張
。
利益重視で、法令遵守されなかった実態・・・
次に木村建設(株)に対し、「姉歯建築士との取引において、コスト削減圧力をかけ、法令が遵守されない結果となったことについての責任」、「姉歯建設設計事務所に対し『架空請求書』を要求し、『リベート』を得ていたこと」などを質問確認。東京支店長だった参考人からは、「架空請求書」「カネの還流」の存在を認める答弁。社長は「自分は何も知らない」。経営者も知らないふり?建設会社と設計事務所の異常な関係が明らかになった。
今日の「構造計算書」偽造は「氷山の一角」!
さらに、この偽装が、検査機関で結果的に見過ごされたことについて、イーホームズ鰍フ藤田参考人に質問。「姉歯関係以外にも『まだまだ他にもある』との発言の真意」、「構造計算書偽装を今日まで見抜けなかった原因」、「構造計算ソフトを使った審査過程」等について確認。藤田参考人からは「審査で『偽装』を見抜くことは困難…」、「今回の不正が発見できたのは検査の民間開放の成果だ」との的はずれな答え。
今回の質疑を通じて、新たに多くの事実が明らかとなった。引き続き国会閉会中ではあっても、国民の生命・財産を守ることの重要性に鑑み、徹底した委員会審議を要求していく。(委員会終了後には、多くの国民から激励とご意見の電話やメールを頂きました。心から感謝します。これからの活動に活かしてまいります)
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