まず、「琵琶湖」の水質は?
最初に、母なる湖「琵琶湖」の水質についての現状と「湖沼水質保全特措法の改正」を含めた今後の対策について小池環境大臣に質す。三日月議員は、「これまでの対策は不十分。水質環境基準に照らし合わせても改善されていない。今回の法改正で、農業廃水や市街地からの流入水についての対策が講じられることとなったが、「湖面降雨」や特に「地下水」からの汚染・汚濁というものも軽視できない」と指摘し、これらの研究に関する進捗状況について説明を求め、対策の必要性を訴えた。
再びRDエンジニアリング処分場について
続いて、地元栗東市の「RDエンジニアリング処分場の問題」について質問。昨年の「この分科会」でも取り上げた問題。「硫化水素」や「ダイオキシン」をはじめとする汚染物質の原因追及と対策について、国としての見解を求め、併せて改善工事の「埋め戻し」の基準について現在の厳しい基準でチェックし、違反物質の撤去を課すべき、と主張した。「硫化水素」については、研究の進展も図りながら、なお継続調査し、対策に取り組む旨の、地下水から検出されている「ダイオキシン」についても、過去に基準を超える数値が検知された事実を認識し、引き続き調査し、処分場との因果関係も含めて原因追及を行う旨のそれぞれ答弁。「埋め戻し」の基準については見解が分かれたが、結果汚染や汚染による不安を継続させないための対策の必要性を重ねて訴えた。
周辺地域住民の「安心・安全」を一日も早く確保する必要があるとの観点から、国から滋賀県に対して指導を強化し、早急に適切な措置を講ずるべきであると強く訴えるとともに、小池大臣に対しては、処分場の現地視察も要請した。
これらの質問に対する大臣はじめ局長の答弁は、深刻さや切実さが伝わらない、まさに「木で鼻をくくった」ものであり全く不十分。環境改善のモデルケースとして取り扱うべく、引き続き取り組み、監視・指導の強化を訴えていくことを誓った。
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