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国会飛脚便

Vol.122 政局を乗り越えて、
生活改善のための政策を実現する!

日本の「安全と元気」をつくる! 2012年06月29日

image002 既に夏の陽光が差す国会で、「政治とは?」「政党とは?」自問しています…。
 現在の民主党の状態は、本当に恥ずかしく情けないことだと思っています。
 ご心配をおかけしておりますこと、誠に心苦しく、本当に申し訳ございません。

 26日(火)、衆議院本会議で、「社会保障と税の一体改革」関連8法案の採決が行われました。
 残念ながら、民主党内から、鳩山元総理や小沢元代表をはじめ、最大で57名も反対…。その後始末やケジメの問題も引きずり、国会審議が正常に行われない状態にも陥ってしまっています。

 「社会保障の機能強化のため…」とはいえ、増税により、追加的な負担をお願いすることは重大なことです。
 私自身も、深く、深く考えながら、一票、「賛成票」を投じました。
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 「増税の前にやるべきことがある!」その通りだと思います。
 政権交代以降、公共事業の再検証、選択と集中、事業や法人の仕分けに取り組んできました。公共事業予算の削減は、マニフェストに掲げた1.3兆円削減を、初年度となる平成22年度に実現(平成21年度:7.1兆円→平成22年度:5.8兆円)しました。今年度は4.8兆円です。
 まだまだ、さらなる行政改革も必要です。引き続き、不断に、果敢に挑んでまいります。

 「2009年総選挙のマニフェストに『消費税増税』と書いていなかったではないか!」
 これも、確かにその通りです。この点も、率直にお詫びをしなければなりません。

 私たち自身の見通しの甘さや政権運営の未熟さもあるでしょうが、厳しい経済と財政に直面し、社会保障の機能強化のために、増税をお願いせざるを得ない状況になりました。さらに、東日本大震災の発生、欧州の経済・財政危機も、考慮に入れなければならない事態でした。
image006 復興のための予算確保、必要な社会保障の費用工面、そして財政再建を同時に果たしていかなければ、格付けや市場の評価により、日本経済を混乱させる…。日本国債の金利の上昇により、ギリシャのように国家予算を編成出来なくなる、年金や医療など社会保障費を大幅にカットしなければならなくなる。危機感と緊張感を強く抱いています。

 「増税だけ…?」それは違います!
 ○サラリーマンの厚生年金と公務員の共済年金の一元化、○年金受給資格期間の25年から10年への短縮、○パート労働者への厚生年金の適用拡大、○認定こども園の拡充など、様々な課題について、改善することが出来ました。
 マニフェストで約束した後期高齢者医療制度の廃止や最低保障年金については、これから1年かけて、社会保障制度改革国民会議で徹底的に議論検討していくことも決めました。こうしたことを、衆参・与野党「ねじれ」の中、自民・公明党と協議・合意し、社会保障制度改革を前進させることが出来た意義は大きいと思います。
 得るものあれば、失うものも…。迅速に、決然と。
 この混乱を、「新しい政治と民主党」をつくる契機にせねば…と考えています。

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(※国会飛脚便では、私・三日月大造の日々の活動を、定期的にお知らせしています!)