新緑が眩しい季節です!
復興も、経済も、電力需給も、そして社会保障制度も、財政も、いよいよ「試練の夏」へ…。意図と思惑を持った報道に扇動されることなく、政局に拘泥せず、愚直に責務を果たす国会・政治にしなければなりません。
現在、私は、民主党の「国会対策」(国会対策筆頭副委員長)を担当しています。「国会の時刻表」をつくる仕事です。同時に、「国会の運行管理」をしています。緊張感と使命感を新たにいたしております。
残念ながら、4月20日参議院本会議において、前田国交相と田中防衛相の問責決議が可決されました。
それ以降、なぜか?衆議院においても、なぜか?すべての委員会で、(問責二大臣を交代させるべき!と、)野党が「審議拒否」…。国民生活にも関わる多くの法律案が審議出来ず、店晒しの状態になっています。
通常国会の会期末(6月21日)まで、残り1ヶ月。何とか審議に応じて頂くべく、現在、国会内で協議を重ねています。
そうした中、GW後には、「社会保障と税の一体改革」のための法律案(7本)の審議だけは、衆議院での趣旨説明と代表質問、17日からの特別委員会審議という形で、何とか動き出しました。
少子化と長寿化と財政悪化という、未曾有で、不可避の変化に対応し、将来にも持続する社会保障制度を、安定財源確保と共に作り上げることは、わが国にとって最重要課題です。
○「生活の安心」が、消費を増やし、経済の活性化にもつながります。○「子ども・子育て」「医療」「介護」など社会保障制度の拡充が、新たなサービスやビジネスの普及・開発や地域における「雇用」を生みます。○毎年1兆円ずつ社会保障経費が増え、その調達を債務で賄わざるを得ない財政状況は、市場において、国際的にも注視されています。
国会での審議を通じて、国民の皆様のご理解が深まるよう、努めてまいります。
これ以上、先送り出来ない課題に対する対処策を、政策・主張の違いを乗り越えて、議論し、「一致点」を見出していく…。世界の中で、将来に向けて、まさに、わが日本国の「政治力」が問われ、試されています。
4月29日に関越道で発生した高速ツアーバス事故は、規制緩和、ルールの不備、監査不十分がもたらした大惨事です…。立法府にいて、政府にもいて、事故を未然に防ぐことが出来なかった責任を痛感しています。
5月18日(金)、衆議院国土交通委員会で、参考人を招致した質疑が行われました。国土交通省への緊急対策要望、民主党内での検討などに取り組んでいますが、こうした悲惨な事故が二度と起こらないよう、バス事業のあり方、旅行会社との関係など、妥協なく、対策を講じてまいります。
14日(月)には、開業間近の「東京スカイツリー」を見学する機会を頂きました。その眺望に感動すると共に、世界一の高さ(634m)の電波塔を(東日本大震災も経験しながら)事故なく、建設できる「日本の技術力」にも敬服しました。東京の、日本の、一大観光名所として、起爆剤になってくれることを願っています!
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(※国会飛脚便では、私・三日月大造の日々の活動を、定期的にお知らせしています!)