私、三日月が事務局長を務める、超党派の国会議員からなる「新交通システム推進議員連盟(略称:LRT推進議連、会員数130名)」では、4月14日に「JR広島駅周辺の交通施設整備及び広島市内再開発」の取り組み状況について、現地視察を行いました。
LRTとは、次世代型低床路面電車のことであり、少子高齢化社会を迎えたわが国にあっての「移動制約者対策」、環境面からの「地球温暖化対策」、まちづくりの観点からの「地域活性化対策」等々、これからの社会に対応した交通手段であり、今各地で大いに注目されている地域公共交通機関のひとつであるといえます。
JR広島駅周辺地区は、慢性的な交通渋滞に悩まされており、毎日の通勤通学に大きな支障がでているとのこと。これを如何に解消するかが、広島市にとっての大きな行政課題であり、とりわけ、JR広島駅と広島電鉄が運行する路面電車との交通結節は、交通機関相互の乗り継ぎや乗り換えの利便性、円滑化、効率化をはかるという観点からも、喫緊の課題となっています。また、地元の経済界にあっても、JR広島駅周辺地区の整備については、LRTを基軸にした公共交通結節機能の再整備により、都市機能を強化いていくことが重要であるとの認識を示しています。
「まちづくり政策」にLRTをリンクさせていくことは、すでに富山市で実証済みです。成功事例として、いまだに全国から多くの関係者が視察に訪れているようです。広島市においても、行政や事業者・市民・NPO団体等が一致協力して、しっかりとした基本計画を策定し、全国各地において同様の計画をもっている自治体の見本となるような「まちづくり」が実施されるよう、LRT議連としても、積極的に応援していきたいと思っています。
広島は、私が社会人となって初めて赴任した地であり、「第二の故郷」といってもいい思い出深い土地です。個人的にも、広島の発展を大いに期待しているところです。
現在、国会は少し停滞気味ですが、多くの重要法案が山積しております。今は政局の時ではありません。党利党略を排し、国家・国民のための法律が、早期成立するようがんばってまいります!
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(※国会飛脚便では、私・三日月大造の日々の活動を、定期的にお知らせしています!)