東京・国会の議員会館自室から、満ちゆく月を眺めながら書いています。秋月は、特に美しく…。
　地元・滋賀県では、稲刈りが始まりました。時の流れ、季節の移り変わりの早さを感じ、農家の皆様のご努力に敬意を表し、何より、ご飯を大切に頂きたいと存じます。

　台風12号がもたらした紀伊半島を中心とする豪雨は、奈良・三重県の山間部を中心に、平成最悪の被害をもたらしました。天然土砂ダムへの警戒等、まだまだ気を抜けない状態です。

　東日本大震災からは、早、半年が経ちました。
▼未だ収束しない福島第一原発事故。▼広がる放射能汚染への不安。▼地域により異なるが遅々として、しかし徐々に進む復興。
　○自然災害から国民の生命と財産を守る！○生活と生産活動に必要なエネルギーを、安全に、安定して供給する！「最も基本的な公共サービスが行えているのか？」自問自答しながら、自然への畏れを感じながら、原発への安全神話への過信を反省しながら、今、国政を担う私たちの使命と責任を強く感じています。

　今週、野田新政権が本格的に始動しました。
　来週、13日からは、第178臨時国会が開会され、野田総理の所信表明が行われることが決まりました。
　私は、野田新政権において、これまでに引き続き、「国会対策筆頭副委員長」を拝命しました。
　上司が替わり、元官房長官の平野博文国会対策委員長、前外務大臣の松本剛明国対委員長代理、元法務副大臣の加藤公一国対委員長代理の下で、仕事をすることになります。
　予算と法律を成立させるために、野党と交渉しながら、政府と党内と調整しながら、【国会を動かす仕事】を行います。業界用語で、いわゆる『国対（こくたい）』です。
　5日（月）、国会に呼び出され、早速、新しい国会体制作り（人事）の任務を行っています。野田代表（総理）の言われる「党内融和」「適材適所」を旨として…。

　「聞いていない！」「気に入らない！」「審議に応じられない！」野党からは、時に、理不尽な要求も突き付けられます。「ねじれ」にはホトホト難渋します…。「（与党なのに）不信任に賛成」など、党内の造反には最も困惑します。（国民にはもっと見苦しく迷惑でしょう…）
　交渉や審議状況の確認のため、一日じゅう、国会内に居ることを強いられる、不健康な仕事です。地味で目立たない裏方の仕事ですが、不可欠で、重要。時々、やりがいや面白みを感じることもあります。何より、「人間力」も問われ、試され、鍛えられる仕事だとも思います。
　新たに設置された民主党「税制調査会」にも所属することになりました。「税は政治」です。様々な利害を調整しながら、先送りされてきた課題の解決のために、検討と議論にしっかりと参画していきたいと思います。

　この秋、国会での活動と共に、地元・滋賀県での活動、日本全国で、世界で、見聞を広め、見識を深める活動も大切にしたいと考えています。地域の皆様とのふれあい、後援会組織の拡大・強化、地域課題の解決・改善・前進のための活動、各地への視察…など。読書と、スポーツも、…。欲張り過ぎですね（苦笑）。


☽三日月大造の活動