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負託の重さ

2009年06月18日

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■本日、懸案の臓器移植4法案の採決が、
衆議院本会議で行われた。

A案から順に、記名採決が行われた、結果、
私の意向と予想に反して、

>脳死は一律人の死、
>15歳以下の小児にも移植の道を開く、
かつ
>本人の「拒否」の意思表示がない限り、
家族の同意により移植が認められる、
というA案が可決された。

賛成263、反対167。

この案件は、
政党による拘束(党議拘束)なき採決であるが故に、
個々の議員の理念や価値観、選択が反映される。

国会議員であるということで、
また、
この程度の審議で採決してしまっていいのか?
という疑問は感じながらも、

現時点での私個人の意思表示を、
国民の負託を自覚しながらしっかりと行おう、
との心境で臨む。


正直、
人の死生に関わる重要なテーマだけに、
ギリギリまで大いに学び、そして悩んだ。

病気で移植を待つ人々や子らのお気持ちも多く拝聴した。

私は、個人的に、
○人の生死の判断や受け入れはあくまで「絶対的なもの」。

○臓器を提供する人も、移植を受ける人も、
その権利は、最大限保障されるべきであること、

そのためには、少なくとも、
「本人による意思表示」は最低限の条件。


との基本的な考えを持っている。


「党議拘束」なき投票
・・・個々の判断が求められ、当然、個々の勉強が必要になる。
私自身、初めての経験だった。

政党って何だろう。
すべての法案等の採決で「党議拘束」を外した場合、
どうなるんだろう?




朝は、
東京の宿舎にて、3:00過ぎには起きる。

静かな時間に、諸事。
思い立ち、墨を磨り、筆を持ち、書する。
心底体内から流れ出る気や汗が心地良い。


6:30からは、
宿舎内和室で行われる「書道教室」に参加。
先輩議員と共に、長谷川先生父子にご指導頂く。

人間として、
感じること、学ぶこと、多し深し。


議員会館に入り、
8:30には、農林水産部門会議に出席。

民主党の政策、総選挙のマニフェストについて、語る。
農林漁業政策には、地域でも、特に関心が高い。

じっくりと練り、しっかりと伝え、
責任を持って実行する。



その後、午前中は、
質問や答弁に向けた調査や打ち合わせ。


12:40からは代議士会、13:00からは本会議。
前述の臓器移植4法案の採決が行われる。


15:30からは、
参議院の国土交通委員会に、「答弁者」として着席。

「タクシー法案」について、
衆議院において野党案を提出。

政府案と並べて審議された結果、
「運賃対策」など、
私たちの要求を多く盛り込まれる形で、修正合意が実現。
衆議院にて「全会一致」で可決。

その法案の参議院審議。

同僚議員の質問に答えながら、
タクシーの市場や行政の問題点を浮き彫りにする。



18:00過ぎに行われた委員会採決も見守る。

制度を勉強し、現状をつかみ、
様々な問題点を改善すべく、
言葉にこだわりながら法律(ルール)を作り、

それを審議し、質問にも、答弁にも、関わった法律案が、
目の前で採決され、各党の賛同を得て成立する。

今回の過程においても、
これからの議員人生を左右する
多くのことを学ぶことが出来たと思う。



18:30には、
都内の会館で開催中の、
衆議院当選同期の仲間たちとの懇親会に出席。

2003年初当選当時の写真も飾られ、懐かしく。
そして、共に、
これからますますの切磋琢磨と、不変と不倒を誓い合う。


その後、
合流した仲間とも一献。
反省会と決起集会。

襲う睡魔と闘いながら、宿舎に帰り、休む。