午前中、ナント・メトロポール(広域自治体連合)の文化政策について意見交換を行う。
文化政策で地域と市民の「生活の質(Quality of life=クオリティ オブ ライフ)」を高めるために、具体的に展開された施策、その実施方法等についてお話をうかがいました。
夕方、「2017ジャパン×ナントプロジェクト」のプログラムの一つとして実施された「障害のある人の文化芸術とケアと権利」をテーマとする国際研究フォーラムに出席いたしました。
私は、23日と24日の2日間にわたって開催されているフォーラムの閉会セッション「共存・デミスティフィケーション(脱神秘化)・デスティグマタイゼーション・民主化について」というテーマで登壇。障害のある方の芸術活動を支援する滋賀県の取組の歴史や背景、これから目指す方向について紹介いたしました。他の登壇者の方々との意見交換を予定していましたが、滋賀県からの連絡を受け、台風21号の被害に対する復旧対応のため、フォーラムを途中退席して帰国することといたしました。
途中帰国となりましたが、今回のプロジェクトとナント市訪問で多くの示唆を得ました。特に、人々の笑顔、ナント市の街角に、文化・芸術が与える力と可能性を感じました。本県においても、人生100年時代を健康で心豊かに過ごせる持続可能な地域づくりにあたって文化政策を基軸とし、県政のあらゆる分野に文化の視点を織り込むことの重要性を再認識しました。