午前中、ナント・メトロポール(広域自治体連合)の都市政策・交通政策について意見交換を行う。
フランス国内においていち早く路面電車を導入してこられた経過をお聴きし、経済を共有する広域での取組の重要性を認識するとともに、各地域の様々な声を聴きながら、首長自らが説明役として各地の説明会に何度も出向くなど、合意形成を丁寧に進めてこられていることに感銘を受けました。
午後は、ナント市のまちづくりの象徴である中ノ島副都心開発状況を視察。
必要な都市機能を備えつつ、かつて地域経済を牽引してきた造船業を産業遺産として残す形で、メリーゴーラウンドや機械仕掛けの象といった、子どもたちをはじめとする多様な世代に親しまれる仕掛けがあり、雨の日でも多くの人が集まる場となっていました。
夕方、ナント国際会議センター「シテ・デ・コングレ」のホールにて、障害者による舞台芸術公演として出演した滋賀県の「湖南ダンスワークショップ」によるパフォーマンスを鑑賞。
「湖南ダンスワークショップ」は、知的に障害のある人を中心に活動するグループで、ダンサー・振付家の北村成美さんとともに15年にわたり活動を継続されています。小室等さん、坂田明さんなど日本を代表する音楽家の方々とのコラボレーションで、身体表現と即興音楽が一体となったダンス作品を披露された皆さんと、時間と空間を共有できた喜びを感じながら、一緒に記念撮影をいたしました。