奥永源寺短期居住2日目。
朝7時に自転車に跨り、道の駅奥永源寺渓流の里に集合。湖岸だけでなく内陸の見どころもサイクリングルートに盛り込む「ビワイチ・プラス」に挑戦しました。
今回は、奥永源寺から愛知川を沿い下り、琵琶湖を目指します。途中、日本遺産(五個荘・伊庭)や古墳などの文化財も楽しみながら走りました。
「ビワイチ・プラス」は新たなビワイチの形です。ぜひ多くの方々に体験していただきたいと思います。
午後、政所茶の視察を行う。
かつては「宇治は茶所、茶は政所」と茶摘み歌にも歌われ、全国に名が知られていましたが、今は生産量が少なく「幻の銘茶」と言われています。茶農家の白木駒治さんが代々大切に守り育ててきた樹齢300年の県指定自然記念物「政所の茶樹」を見せていただきました。今でもこの木からお茶が生産されているそうです。
続いて、川上喜久雄さんが夫婦で営まれている「茶房きの花」で政所茶をいただきました。香りが良く、まろやかな苦みの中にほのかな甘みがあり、すっと口になじむ味わいでした。
その後、道の駅奥永源寺渓流の里で、永源寺こんにゃくを生産されているおぐら食品の小椋君代さん、東近江市永源寺森林組合の落部弘紀さん、東近江市森と水政策課非常勤で永山会会員の加藤紳一朗さん、筒井ろくろ代表の北野清治さん、政所茶生産振興会会長の左近晋作さん、道の駅奥永源寺渓流の里駅長の仲谷正敏さん、元地域おこし協力隊で政所茶生産振興会事務局に勤めている山形蓮さんらと、「奥永源寺の地域資源を生かした魅力発信・地域活性化」について意見交換をさせていただきました。
高齢化や人口減少等の課題はあっても、地域の産業を通して交流人口が拡大したり、地域の魅力を知って移住される方がいらっしゃったり、地域振興のモデルになると思いました。地域の拠点をつなぎ合わせることが、暮らす人との交流や地域資源を知ることにつながると改めて感じました。
続いて、今年秋に実証実験が行われる自動運転サービスについて説明を受けました。国土交通省が全国で5箇所選んだうちの一つが奥永源寺地区で、地域の拠点である道の駅を核とし、人流・物流の確保が期待されます。
かつて地域の中心であった中学校の校舎が閉校後に再利用され、市役所の出張所や診療所を兼ね備えた道の駅に生まれ変わっています。再び地域住民の生活を支える中心となって、賑わいを取り戻していることを心強く思いながら、本日の公務を終了しました。