奥永源寺短期居住3日目。
午前中、黄和田町で森林視察および林業体験を行う。
林業就労者の高齢化が進む中で、東近江市永源寺森林組合は「緑の雇用」の研修生も積極的に受入れ、活気にあふれていました。今回作業する山林の説明を受けた後、研修生と共にチェーンソーによる間伐作業を行いました。私が切り倒した杉の木は樹齢60年を越えていました。自分よりも長く生きている木の恵みに感謝するとともに、この木々を植え育てた先人に思いを馳せ、厳粛な気持ちになりました。源の山があってこその「琵琶湖新時代」です。上流部から琵琶湖までが連携し、林業の人材育成や「びわ湖材」の取引による林業の成長産業化に向け、しっかり取り組むという思いを新たにしました。
その後、彦根に向かい、福井県知事との懇談を行う。
昨年に続いて2回目で、両県の交流促進や広域観光での連携、道路・鉄道アクセス、原子力防災対策などについて意見交換をしました。隣接する県同士で課題や方向性を共有し、連携して取り組んでまいりたいと思います。
夕方には、彦根市内で「幻の彦根りんご復活200年祭」の記念植樹に参加。
彦根藩の時代に植栽され、昭和30年頃に栽培が途絶えた「彦根りんご」。この貴重な地域資源を復活させるため、地域の有志の皆さんが「彦根りんごを復活する会」を組織され、熱心に活動されています。ぜひ、今後も地域の活性化につなげていただきたいと思います。