朝から原子力防災対策の視察のため、高島市および福井県おおい町へ。
まず、旧今津西小学校に設置されている原子力防災用のモニタリングポストを視察。設備の運用状況や事故時の情報周知方法等について説明を受けました。
その後、山間部に位置する今津町天増川区を訪問しました。
本県では、大飯発電所のUPZ(緊急時防護措置を準備する区域)に含まれる多くの集落が山間部に位置しているという地域的課題があります。
この集落も土砂崩れなどの災害時には孤立する可能性があり、これら地域における防護措置や避難体制の課題を深く認識しておく必要があると感じました。
午後、関西電力株式会社大飯発電所を訪問し、原子力発電所の防災体制等を確認しました。
現場視察では、事故発生時の連絡拠点となる緊急時対策所について、現施設および建設中である新施設の工事状況を確認しました。一日も早く整備され、万全の体制を整えていただきたいと思います。
また、意見交換の場では、多重防護体制の構築は道半ばであり再稼働を容認できる環境にはないこと、安全対策について引き続き不断に検証されること、高浜発電所にかかる高島市との安全協定の締結を求めることをお伝えいたしました。
その後大津市に戻り、「近江の新酒きき酒会」にて締めの挨拶をさせていただきました。
「近江の地酒でもてなし、その普及を促進する条例」の制定1周年を記念したイベントであり、県内33の酒蔵と約1600人もの参加者にて会場は大盛況でした。
大変多くの方が滋賀の地酒を楽しまれ、地酒を通じて交友を深める機会になったこと、大変嬉しく思います。