滋賀県遺族会による今回のフィリピン戦跡巡拝の前半は、ルソン島班とレイテ島班の2コースに分かれており、私はルソン島班に終日同行させていただきました。
マニラ東方山地は、第二次世界大戦において、最も過酷で悲惨な戦場となった場所のひとつといわれています。この地で家族を思い亡くなられた方々、そのご遺族、傷つき命を落とされた現地フィリピンの方々やそのご家族の様々なお気持ちを考えると、言葉にはなかなかまとまりませんが、多くのことを感じました。
特に、この地で命を落とされたご親族に向けて、ご遺族の皆様があふれる思いを込められた呼びかけに、涙が止まりませんでした。
2つの班が合流しての夕食会では、各班からの巡拝の報告のほか、若い世代にどのように伝えていくかなど、皆さんで活発に意見を交換される姿を見て、私自身も、自らのこととして受け止め、行動する大切さを改めて感じました。