午前中は庁内で執務。午後、「滋賀県地域防災アドバイザー」認定式を行う。
昨年9名、今回3名認定した12名の「地域防災アドバイザー」の方々には、組織づくり、減災のための備えや避難所運営方法など自主防災組織の活動への助言・指導役を担っていただきます。
熊本地震により県内でも防災・減災の意識が高まっているこの時期、地域の研修会や防災訓練などの講師として地域防災アドバイザー制度を積極的に活用し、それぞれの地域の自助、共助の力を高めていただきたいと思います。
続いて、日本赤十字社滋賀県支部の支部長として、近江鍛工株式会社の坂口社長から熊本地震の義援金をお受けする。
寄託いただいた義援金は、日本赤十字社本社から熊本県の義援金配分委員会を通じて全額被災された方々へのお見舞金としてお渡しいたします。
その後、滋賀の伝統的工芸品として指定されている「雲平筆(うんぺいふで)」の伝承者、15世藤野雲平さんがお越しくださる。
芯毛を上質の和紙で巻き固め、その上に上毛をかけ麻糸で締める製法で制作される大変貴重な「巻筆」をお届けくださいました。大切に使わせていただき、滋賀の伝統的工芸品をPRしたいと思います。
夕方、臨時の記者会見を開き、2点ご報告させていただく。
1点目は、日本遺産「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水遺産」に長浜市が構成団体に加わり、石山寺、彦根城、菅浦の湖岸集落景観、西教寺、竹生島の追加認定が決されたこと。これにより、琵琶湖を取り巻くストーリーのつながりが、一層厚みと魅力を増しましたので、旅行会社等へのプロモーションの強化、「水の文化」をテーマに県内各地を巡る「水の文化ぐるっと博」を通じた観光まちづくりの取組などを進めてまいります。
2点目は、「琵琶湖の保全及び再生に関する法律」に基づく基本方針が4月21日に策定されたことを受け、「琵琶湖保全再生計画」の策定に着手することをお知らせしました。日本遺産として評価されている点も踏まえて今年度中の策定をめざし、関係する皆さんと意見交換を重ね、自然と共生する社会のモデルを築いてまいりたいと思います。