今日は、まず国際的な話題が2つありました。
一つは、姉妹友好交流を行っているアメリカ合衆国ミシガン州の使節団が来県され、歓迎式典であいさつをさせていただきました。これまでのべ38回、3,126名の両県州の皆さんが交流の輪に加わって頂き、互いの友情を深めてきたこの繋がりを、今後も大切にしていきたいと思います。使節団のホームステイにご協力いただいている多くのホームファミリーの皆さんにも感謝をお伝えしました。
もう一つは、フランスの元首相、ジャン=マルク・エローさんをびわ湖ホールにお迎えしました。エローさんは、「ラ・フォル・ジュルネ」をはじめとした文化による都市活性で知られる前ナント市長でもいらっしゃいます。今回来県されたのは、2017年にナント市で開催予定の「日本のアール・ブリュット展」に向けて、週末18日に近江八幡で講演をいただくとともに、滋賀のアール・ブリュットの取組を見ていただくためです。昼食をご一緒させていただき、展覧会の成功を、そして今後の連携とご協力をお願いしました。
午後には、ピアザ淡海での「滋賀の“ちいさな”企業元気フォーラム」に出席。昨年から開催しているフォーラムで、県内経済を支えていただいている小規模事業者の皆さんを応援するフォーラムです。講演やパネルディスカッションの様子は、後日動画配信を行いますので、ご参加いただけなかった皆様も、もう一度振り返りたい皆様も、ぜひご覧ください。
県庁に戻ってから、県南部地域の首長の皆様から合同で、幹線道路に関する要望をいただきました。各地域の暮らしの改善に向けた計画的な道路の整備に向けて、様々な課題やご意見をいただきました。
夕方には、長浜バイオ大学の学生研究チームの皆様が知事室にお見えになり、「iGEM2015」という合成生物の世界大会で金メダルを獲得したとの嬉しい報告をいただきました。バラの香りに含まれるような殺虫・抗菌作用を持つ物質に着目し、食物などの腐敗を遅らせる保存庫を提案されたところ、そのアイデアが認められたとのことです。厳しい自然環境や電気がない地域でも使える保存庫とのことで、着眼点や発想の柔軟さ、そして何よりも誰の役に立つ研究なのかを考えながらの今回の成果に、将来への大きな期待を持ちました。