今日から帰国の途につきます。朝にペルージャを離れ、午前中は近郊のトラジメーノ湖を視察。イタリアで4番目の広さを持つ湖ですが、水深は浅く、深いところでも6メートル程度とのことで、もともと海だったところが隆起して湖になったそうです。
湖に到着すると、湖岸で何名かの漁師さんが朝に採れた魚を網から外しておられました。採れた魚は近くにある組合の施設へ持ち込むのだそうです。漁業に関する博物館(Museo della Pesca)も見学。トラジメーノ湖で行われている伝統的な漁法や生息している魚などが展示されていました。琵琶湖のエリに似た仕掛けもあり、漁に関する人々の様々な知恵が伺えて、興味深いものでした。
また、湖沼会議の初日に発表されていたトラジメーノ湖の漁業組合代表の方に偶然お会いし、先ほどの漁師さんがおっしゃっていた組合の加工場を案内していただきました。
この後、ローマ空港へ。イスタンブールを経由して日本への帰国の途に着きました。