米国出張2日目。
午前中、ミシガン州南部のバトルクリーク市に移動し、バトルクリーク開発公団を訪問。
バトルクリーク市は、軍基地の跡地を工業団地として整備し、開発公団を中心に積極的な企業誘致に取り組まれたことにより、18の日本企業を含む国内外の多数の企業の進出と雇用の創出に成功された地域です。
企業誘致のプロモーションにあたって、子どもの教育環境の充実など従業員の暮らしやすさを前面的にアピールされるなど、その取組手法は本県でも大いに参考になると感じました。あわせて、新たに拡張した工業団地につながる道を昨年「SHIGA DRIVE」と命名いただいておりますので、現地を視察させていただきました。
その後、同じバトルクリーク市内に立地する世界企業のケロッグ本社を訪問。ダイアン ホルドルフ副社長と面会し、グローバル企業としてSDGsに率先して取り組まれているケロッグ社の取組を聞かせていただきました。
日本ケロッグ合同会社とは、「近江腸食プロジェクト」として、シリアルと滋賀の食材を組み合わせた健康メニューの開発・提供を「ここ滋賀」で取り組み始めたところです。
本県のSDGsの取組も紹介し、今後、世界水フォーラムの機会などを通じてSDGsをキーワードとした連携ができないか意見を交わしました。
午後からは、ノバイ市のミシガン州立大学の施設で行われた「SAKURA GARDEN」の竣工式典に出席。
本庭園は、日系企業等の多数の寄附により日米の友好交流の象徴として建設されました。さらなる友好の広がりと永続を祈念して、関係者の皆様とともに、桜の記念植樹を行いました。
夕方には、デトロイト市に移動し、リック・スナイダー州知事と会談。
50周年を迎えられた喜びと感謝の気持ちを共有するとともに、交流の縁となった湖の価値・重要性の発信、ビジネス人材の育成など、今後の連携の可能性について語り合いました。そして、両県州のさらなる発展と友好関係の構築を祈念して、共同宣言に署名をいたしました。
続いて、姉妹県州50周年式典に出席。
式典には両県州から500名を超える方が集まってくださいました。思い出を語り合い、旧交を温める皆さんの笑顔から、先人の皆さんが積み重ねて来られた交流の絆を感じ、胸が熱くなりました。
素晴らしい友好関係を築いていただいた皆さんの感謝の気持ちを込めて、スピーチさせていただきました。
三日月大造