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キラリ通信

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平成30年(2018年)10月15日(月曜日)

午前中、茨城県つくば市にて、第17回世界湖沼会議開会式に出席。
世界湖沼会議は1984年に滋賀県の提唱により始まりました。当時は高度経済成長期を経て、琵琶湖の水質悪化が進み、私たち琵琶湖に関わる全ての人が、その問題を乗り越えようと尽力していました。この私たちの経験を世界に発信し、湖沼環境問題の解決に役立てようと、科学者、行政、市民の皆様などの枠を越えて話し合うという理念のもと、世界湖沼会議が開催されました。世界に広がりを見せながらこの会議が続いていることを、滋賀県としてとても誇りに思っています。
今回のテーマは「人と湖沼の共生―持続可能な生態系サービスを目指して―」です。湖沼には人間が利用しやすい水の90%が存在し、湖沼を守ることは世界の水を守ることにつながります。私たちの暮らしは琵琶湖とともにあり、琵琶湖の水質や生態系の保全・再生に引き続き取り組むとともに、最近世界的にも問題となっているプラスチックごみも含め、様々な水問題についてあらゆる人と連携を深め、力を合わせながら取組を進めてまいりたいと挨拶いたしました。
午後、茨城県の大井川知事と共に、霞ヶ浦湖畔をサイクリング。
本県の琵琶湖と茨城県の霞ケ浦、静岡県の浜名湖はサイクリングを活かした地域で連携して取り組むこととしています。今回は霞ケ浦の湖畔と、廃線跡を整備したりんりんロードを試走しました。サイクリングなどで湖畔を楽しむことは、景色を見て、鳥や虫の音を聞いて、季節ごとの風や香りを感じることで、湖沼や自然への思いを寄せ、環境に関心を持つきっかけにもつながります。自然を活かす手段の一つとして、本県でもビワイチを始めとした琵琶湖を体験できる取組を推進してまいりたいと思います。

三日月大造

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