本日は、近江八幡市・八幡堀沿いの白雲館で開催された「八幡堀・西の湖水郷の景観計画の感謝の碑除幕式」に出席。
今では、多くの観光客の皆様が訪れ、市民の方々の憩いの場となっている八幡堀ですが、昭和40年代には、ヘドロが堆積し悪臭を放っていたため、埋立てて駐車場にしようという計画が進められていました。そのような中、八幡堀を昔のきれいな姿に戻そうとする熱意ある住民運動をきっかけに、埋立て工事が中止され、県内の河川浄化事業の先駆けとして、浚渫や護岸整備が実施されたという経緯があります。
この度、「保存修景」「まちづくり」という概念が浸透していなかった時代に、先見性に優れた判断をされた関係の方々への感謝を記す形で記念碑が建立されました。
未来を志向した住民の皆様の活動とそれに応える行政。滋賀県らしいまちづくりの在り方がここでも感じることができてうれしく、また誇らしく思いました。
地域住民やそこを訪れる人、そして行政など関わる人すべてが、自然や生き物、そして過去にも未来にも思いやりをもちながら、やさしいまちづくりを進めてまいりたいと思います。