午前中、県立膳所高校1年生の美術の授業を視察。全5回のカリキュラムで実施されている文化財に関する連続授業の最終回で、グループごとに考えた「文化財の活用方法」をお聞きしました。
生徒の皆さんからは若い視点で斬新な文化財の活用方法を提案いただきました。全国屈指の文化財保有県である本県で、若い世代が文化財に興味を持ち、そのあり方を真剣に考えていただいたことを大変心強く感じました。
午後は、「しがのふるさと支え合いプロジェクト協定締結式」に立会人として出席。
取組開始2年目となる今年度は、成安造形大学と仰木自然文化庭園構想八王子組、龍谷大学農学部食料農業システム学科と高島深清水オリーブ産地協議会、滋賀県立大学 近江楽座「政所茶レン茶゛-」と政所茶生産振興会、そして滋賀県立大学 近江楽座「座・沖島」と沖島町離島振興推進協議会の8者4協定が締結されました。
出席された皆様からは、地域や人への愛と熱い想いを強く感じました。今後、それぞれの地域が、地域振興のモデルとなって取組を広めていただくことを期待しています。
続いて、株式会社高岡屋様からの農業用ドローン寄贈式に出席。
本県では、持続可能な農業を展開する強い農業づくりの実現に向けてスマート農業を推進しているところであり、今回の寄贈に心より感謝を申し上げます。
今後、農業技術振興センターでの試験研究や農業大学校での学生実習など、大いに活用させていただきたいと思います。
その後、彦根城の世界遺産登録推進に関する協定締結式に出席。
彦根城の世界遺産登録は、平成4年に暫定一覧表に記載されて以降、様々な課題が指摘され、課題解決に長い年月を必要としてまいりましたが、いよいよ世界遺産登録に向けた本格的な作業が始まります。
令和6年度の世界遺産登録の実現を目指して、彦根市とともに、彦根城の価値をさらに掘り下げるとともに、未来に向けて、確実に守り、伝える体制を整えてまいります。