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キラリ通信

2018年

04月

21日

平成30年(2018年)4月21日(土曜日)

シンポジウム「アリス・ウォータースさんに学ぶ食・農・暮らしの持続可能な未来」に登壇。
本日のシンポジウムのために来日いただいたアリス・ウォータースさんは、米国・カリフォルニア州でレストランを経営するシェフでありながら、「エディブル・スクールヤード(食べられる校庭づくり)」という取組を進めておられます。
「エディブル・スクールヤード」では、学校の中で子どもたち自身が畑を耕し、収穫し、料理し、食卓に並べ、共に味わい、残ったものを土へ還す、という営みを通じて、環境や栄養、持続可能な生き方などを学んでいます。その取組は世界的な広がりをみせ、エディブル・スクールヤード・ネットワークには64か国5510校が参加されているそうです。
シンポジウムには県内外からたくさんの方にお越しいただき会場はほぼ満席。アリスさんの講演や県内で食育に取り組んでいる3つの小学校からの活動報告、パネルディスカッションを通じて、食や農業を通じた教育や持続可能な暮らしのあり方について、皆さんと一緒に考えました。
ファストフード文化に支配されている現代社会をいかにスローフード文化に変えていくかという食の改革運動を長年にわたって続けてこられているアリスさんのお話に、会場全体が熱心に耳を傾け、私自身もアリスさんの考えに共感いたしました。
当たり前になってしまっている文化や習慣、考え方を変えることは容易なことではないかもしれません。しかし、持続可能な未来をつくっていくためには、そのための取組を絶やさず、継続していくことが重要だということをアリスさんから学ばせていただきました。
これからも皆さんと一緒に取組をすすめてまいりたいと思います。

三日月大造

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