午前、“滋賀の名品”を扱うショッピングサイトの開設を記念し、県中小企業団体中央会が県庁前で式典を開催されました。
同時に、商品の配送を担う2台の華やかなラッピングカーが披露され、式典に花を添えました。この車のデザインは成安造形大学の学生によるものとのことで、多くの方々が滋賀の盛り上げに協力・参画されていることを大変嬉しく思います。
このサイトをとおして県内外の多くの方に滋賀の魅力的な名品を利用していただけるよう、県も引き続き協力してまいります。
午後、大津市内で開催された日本遺産フォーラムにて挨拶を行いました。
本年10月から県内全域で、観光キャンペーン「日本遺産滋賀・びわ湖 水の文化ぐるっと博」を開催します。これは平成27年に日本遺産に認定された「琵琶湖とその水辺景観-祈りと暮らしの水資産」を観光資源として活用していこうというもので、期間中は県内各地で関連イベント等が開催されます。
現在はまだ企画の準備段階ではありますが、ぜひご期待いただきたいと思います。
その後、司馬遼太郎記念財団と県との基本協定締結式に出席しました。
昨年に米原市で開催したシンポジウム「『街道をゆく』は近江からはじまった」をご縁として、司馬遼太郎先生の思想や近江への思いを共有し、県政の発展や県の魅力の再発見に繋げていきたいとの思いから、協定を締結させていただいたものです。
先生を尊敬する一人である私にとっても、今回の協定締結は大変嬉しいできごとです。末永い連携・協力関係を築いていきたいと思います。
夕方、「こんにちは!三日月です」にて南草津野村病院を訪問し、性暴力被害者総合ケアワンストップびわ湖(SATOCO)の皆さんと対話を行いました。
県産科婦人科医会、認定NPO法人おうみ犯罪被害者支援センター、県警および県の4者が連携し、レイプ等の性暴力・性被害を受けた方への心身のケアに取り組んでおられます。視察した医療現場では、24時間体制の相談窓口を開設し、総合的な支援をできるかぎり1か所で提供するなど、被害者にさらなる恐怖や苦しみを与えないよう様々な配慮がなされていました。
一方で、支援者側の心身の負担軽減や体制の充実などが現状の課題であること、また、性被害を減らすためには「性の健康教育」を子どもの時期から受け、加害者にも被害者にもならないための倫理観や人権意識、性に対する正しい知識を身につけていくことが重要であること等をご説明いただきました。