朝から、米原にある県立文化産業交流会館に向かい、「2016年人権尊重と部落解放をめざす県民のつどい」に出席。
本日から人権週間がスタートします。人権が尊重され、全ての人に居場所と出番がある共生社会をつくっていくために何が大切か、それぞれの身近なところで話し合っていただきたいと思います。
午後からは、大津での「オープンガバナンス滋賀『市民参加型の社会を考える』」をテーマとしたシンポジウムに出席。
時代の転換点にある今、民主主義の深化が求められる中で、市民が主役となって公共政策に関わっていく意識、手段、仕組みをどのようにつくっていくか、皆さんと意見交換をいたしました。
発表いただいたイギリスとパリ市の事例は非常に先進的で、特にパリ市では子どもや若い人たちを一人の市民としてとらえ、日頃から公共政策について話し合う風土をつくっていること、市民が政策を提案し、市民が投票によって選択することを通じて主体的に公共政策に関わるという仕組みをつくり実践していることが素晴らしいと感じました。
対話・共感・協働を具体的に行動にしていくとき、どういう社会をつくりたいのか、それを一緒に考え、共感に基づいて共有することの大切さ、行政側がまず考えや情報を市民・県民に伝わるように表現する能力を上げていく必要性、一緒に取り組むことで市民側が公共政策の決定プロセスを理解しやすくなるなど、多くの示唆をいただきました。