午前中、内部の会議、定例記者会見などを行い、午後は愛荘町にある株式会社コクヨ工業滋賀様の工場を視察させていただく。
私も長年愛用しているキャンパスノート。全国で販売されるキャンパスノートのほぼ100%をこの工場で生産され、ヨシを使用したエコ商品など、滋賀らしい商品の開発にも力を入れておられます。
歴代のキャンパスノートや新商品の展示、多品種少量生産に対応した生産ライン、インク廃液の環境対策などを実際に拝見し、モノづくりの現場を体感しました。
その後、高島市に移動する途中、近江手造り和ろうそくの「大與」さんを突然訪問しましたが、三代目大西明弘さんにお話をうかがうことができました。
滋賀県の指定伝統工芸品に指定されている和ろうそく。洋ろうそくとの違い、天然素材の櫨(はぜ)からつくるため、時間とコストがかかる和ろうそく造りを理解してもらう難しさ、講演や実演で和ろうそくの魅力を伝える活動をされていることなど、工房も見せていただきながらお教えいただきました。
夜は、高島市朽木市場で、風と土の交藝プロジェクトチームのメンバーのみなさんと(夜ですが)「こんにちは!三日月です」の対話に出席。
昨年の「風と土の交藝琵琶湖高島2014」に参加させていただいた際には、高島に移り住んでモノづくりに生きる方々と、高島で生まれ育った方々とが、作品や生き方、地域の魅力の発信のみならず、一緒に地域の未来を考えていこうという関係づくりをされている姿に深く感銘。
さらなる進化をめざして今年はいったんお休みされ、実施のアイデアを検討中だとのことですが、高島で生きていくためのヒントが見つかる、交流・移住・定住に結びつく取組として、県も一緒に考え、応援してまいりたいと思います。