湖南省三日目。朝から湖南農業大学を訪問。学生数2万5千人を超える総合大学で、滋賀県立大学と姉妹提携を結んでいます。最初に大学関係者とこれからの農業や経済発展、環境保全などをテーマに意見交換。
続けて、これまで滋賀県に技術研修生として参加された皆さんとの面談。同窓会を立ち上げていただいており、滋賀県との関係だけでなく、研修生のたてのつながりも大事にしてくださっています。これまでの両県省の交流の懸け橋となってくださっている皆さんの歓迎に感動しました。今後もこうした人とひととの関係を大切にしたいと思います。
その後、同大学で開かれた、県民交流団で参加された武村正義元滋賀県知事による「日中互恵友好の新しい時代」と題した講演を拝聴。当時知事であった1982年に友好提携を締結し、県省交流の礎を築かれました。
午後からは長沙市から岳陽市に移動し、滋賀県の専門家らが技術・人材交流で洞庭湖の環境保全にむけ協力をしている洞庭湖プロジェクトの関連場所を視察。県も技術協力したヤンマーの「施肥田植機」で田植えを目指すモデル地区を視察。農家の環境配慮の意識はまだまだ低いとのこと。琵琶湖での経験、環境こだわり農業の経験など湖南省でも活かし、環境保全と農業の近代化を進めていただきたいと思います。
夕方には劉和生岳陽市長との面談に臨む。岳陽市は中国有数の住みよいまちであるとのこと。琵琶湖のある滋賀と同じく、雄大な湖が人びとの心を落ち着かせてくれるのかもしれません。観光とまちづくりのことなど、意見を交わしました。