早朝にベトナムから帰国し、長浜での滋賀県原子力防災訓練(実働訓練)に臨む。
今回の訓練は、福井県内にある原子力発電所で、万が一の原子力災害が発生した場合に備え実施するものですが、私自身、現場での具体的なイメージをもって的確な判断ができるよう、実働訓練現場に参加することとしました。
今回の訓練は、国や市、消防や警察などの行政機関だけでなく、医療機関、交通事業者や関西電力などの事業者、研究機関や地元住民の方など、本当に多くの皆さんのご協力をいただきながら実施することができました。
個々の訓練実施には反省すべき点等あったかもしれませんが、「最悪に備える」という危機管理上求められる心得、そして「悲観的に準備し、楽観的に実施する」という危機対処時にとるべき姿勢を皆さんと共有できたことは一つの成果です。
防災対策にゴールはありません。万が一の事態に備えて不断の努力を積み重ねていただくことを皆さんにお願いしたいと思います。