米国出張6日目午前中、グランドラピッズ市のマイヤーガーデンへ。
スナイダー州知事とともに、本県とミシガン州のさらなる友好と繁栄を祈念した記念植樹を行った後、同施設で行われる展覧会「過程と存在-障害のある人による彫刻の現在」の内覧セレモニーに出席。
50周年記念事業の一つとして行われる本企画は、本県のアール・ブリュット作品と海外のディスアート(障害者芸術)作品を展示するもので、3年前に私がマイヤーガーデンを初めて訪れた際に提案した内容を実現してくださいました。関係者の皆さんのご尽力を大変うれしく思うとともに、感慨深く作品を拝見させていただきました。
また、会場には出品作家の古久保憲満さんもお越しいただいており、非常に緻密な作品に込めた思いなどをお聞きしました。
その後、姉妹県州50周年記念式典の送別式典に出席。
ミシガン州の皆さんへ心から感謝の気持ちを申し上げるとともに、スナイダー州知事にさらなる友好の証として米原市在住の切絵作家、早川鉄平氏の作品をお贈りいたしました。
スナイダー州知事も50年の交流の成果として人を挙げられました。
「People to People(人と人との交流)」により、教育・文化・経済・環境など幅広い分野で人と人とがつながり、相互理解と絆を深めてきたことは本県の貴重な財産です。この財産をぜひ未来につなげていきたいと思います。
午後からは、グランドラピッズ市内にある2か所の医療関係の研究施設を視察。
1つ目がミシガン州立大学リサーチセンター研究所。アルツハイマー病を主な研究テーマとして、ミシガン州立大学の多数の研究チームが集まり、それぞれの研究領域の共有・集積を行っておられます。
2つ目がヴァン・アンデル研究所。がん治療の先端研究所で米国を代表する医療研究機関です。
医療の研究データの蓄積・活用に向けた考え方など、本県でもぜひ参考にさせていただきたいと感じました。
三日月大造